スポンサーリンク

いよいよ始まる青酸連続殺害の裁判員裁判!事件を概要からおさらい!

スポンサーリンク
スポンサーリンク

T氏です。青酸殺害の殺人罪3件と強盗殺人未遂罪に問われた筧千佐子被告(70)の裁判員裁判が26日、京都地裁(中川綾子裁判長)で始まる。無罪主張に状況証拠で立証へ。

裁判が始まる前にこの事件の概要を思い出してもらう為にまとめさせて頂く。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

無罪主張に状況証拠で立証へ 京都地裁、青酸連続殺害の争点

 京都府向日市の男性らに青酸化合物を服用させたなどとされる連続殺人事件で、殺人罪3件と強盗殺人未遂罪に問われた筧千佐子被告(70)の裁判員裁判が26日、京都地裁(中川綾子裁判長)で始まる

弁護側は捜査段階での自白を覆して無罪を主張する一方、検察側は千佐子被告の周辺から検出された青酸化合物や各事件の類似点など状況証拠を積み重ねて立証する方針だ。

起訴状では千佐子被告は2007~13年、向日市の筧勇夫さん=当時(75)=ら夫や交際相手に青酸化合物を服用させ、殺害したなどとしている。

2013年12月28日、向日市の自宅で亡くなった夫勇夫さんの血液と胃から青酸が検出された。京都府警の捜査で、過去に結婚、交際した複数の男性が死亡していることが判明し、うち4人に対する殺人と強盗未遂罪で起訴された。

精神鑑定を実施

検察と弁護側双方が重要視するのが、被告が捜査段階で「カプセル入りの青酸を飲ませた」などと関与を認めたとされる自白だ。公判前整理手続きでは、取り調べを録音録画したDVDの証拠採否が焦点となった。地裁は公判での被告の認否などから採否を判断する。

それに対し、弁護側は青酸の保管方法やカプセルの取り扱いなど記憶があいまいで答えられないとする。地裁が昨年実施した精神鑑定では「責任能力と訴訟能力に問題はない」と判断したが、「軽度の認知症」を指摘された。

護側は「表面的に受け答えはするが、相手の顔色を見て雰囲気で合わせようとする」などと認知症の影響を挙げ、事件当時の責任能力や訴訟能力、自白の信用性を問う。

入手経路未解明

鍵を握る物証は、逮捕前の14年夏に向日市の自宅から、被告が処分したプランター内にあった小袋で、青酸化合物が検出された。袋は同一のものが被告の自宅からも押収されているとして、検察側は「被告の犯人性を強く推認させる証拠」と自信をのぞかせる。

一方で、青酸化合物の入手ルートは解明できていない。血液などから検出されたのは勇夫さんと大阪府貝塚市の本田正徳さん=当時(71)=のみで、他の2人は司法解剖はされていない。

直接証拠は捜査段階の自白以外なく、弁護側は「体内から検出された青酸と小袋に付着していた青酸の成分が一致した情報はない」と主張。弁護側は自殺や病死の可能性、被告が青酸化合物を入手することが不可能である点などを訴える。

証人は延べ53人

検察側は、各事件で遺産相続を約束するなど共通点や類似点があるとし、証拠の乏しさを補強する構えだ。

本田さんと兵庫県伊丹市の日置さん=当時(75)=の事件は被告に財産を相続させる旨の公正証書遺言が作成されていた。筧さんと日置さんの事件では死後間もなく、被告が金庫を開けるために呼んだとされる開錠業者が公判に証人で呼ばれている。

開廷回数は計48回(予備日含む)で、検察側の最終論告が10月10日、弁護側の最終弁論と結審が同11日にある。証人は延べ53人が予定され、実審理期間が135日間と裁判員裁判史上、全国で過去2番目の長期裁判が始まる。

事件概要

2012年3月9日、大阪府泉佐野市下瓦屋3の府道で71歳の本田正徳さんがバイクを運転中に転倒。病院に搬送し、本田さんの死亡を確認。司法解剖の結果、突発性の心停止による病死と判断した。

2013年12月28日、京都府向日市鶏冠井町大極殿の民家で、住人の筧勇夫さんが倒れているのが見つかった。司法解剖の結果、筧さんの胃や血液から致死量を超える猛毒のシアン化合物が検出され、京都府警は殺人事件として捜査を開始した。

捜査の過程で筧さんの妻が本田さんと死別していたことが判明。2014年5月、大阪府警が保存されていた本田さんの血液を再鑑定。致死量の2倍の青酸が検出された。

2014年11月19日、京都府警捜査1課と向日町署は、殺害に関与した疑いが強まったとして、殺人容疑で、筧千佐子容疑者(67)を逮捕。12月10日、京都地検は、68歳女を殺人罪で起訴した。

2015年1月28日、大阪府警は、約3年前に交際中の大阪の男性を殺害したとして、筧千佐子容疑者(68)を殺人容疑で再逮捕。2月18日、大阪地検堺支部は、68歳女を殺人罪で追起訴した。

6月11日、大阪府警などの4府県警合同捜査本部は、強盗殺人未遂容疑で68歳女を再逮捕。7月2日、大阪地検は強盗殺人未遂罪で68歳女を追起訴した。

9月9日、大阪府警などの4府県警合同捜査本部は、殺人容疑で68歳女を再逮捕。同30日、大阪地検は、内縁関係にあった兵庫県伊丹市の日置稔さんに対する殺人罪で68歳女を追起訴した。

10月13日、京都地裁は、68歳筧千佐子被告の兵庫県伊丹市の日置稔さんに対する殺人罪について、併合審理する2件の殺人罪、1件の強盗殺人未遂罪の裁判員裁判と一括で審理する決定をした。

11月6日、大阪など4府県警合同捜査本部は、平成17年に死亡した兵庫県南あわじ市の男性に対する殺人容疑と、25年に死亡した堺市の男性に対する強盗殺人容疑で、68歳被告を追送検し、一連の捜査を終結。同20日、大阪地検は、強盗殺人と殺人容疑で追送検された4件について、68歳被告を嫌疑不十分で不起訴にした。

「本当の言葉を」裁判を前に遺族願う

 京都、大阪、兵庫3府県で起きた青酸連続殺人事件で、被害者の一人の筧(かけひ)勇夫さん(2013年の事件当時75歳)=京都府向日市=の兄(82)が26日に始まる裁判員裁判を前に毎日新聞の取材に応じた。3件の殺人、1件の強盗殺人未遂の罪に問われた妻の千佐子被告(70)に対し、「どんな気持ちで弟に近づいたのか。本当の言葉を聞きたい」と語った。

 3歳下の勇夫さん、妹3人の5人きょうだい。兄は「生きるのに精いっぱいの時代。学校から帰れば暗くなるまで田畑で働いた」と少年時代を振り返る。勇夫さんは京都の電気機器メーカーに就職。結婚して娘に恵まれたが1994年に妻を54歳で、2001年には長女を35歳の若さで亡くしたという。

 苦労した少年時代を穴埋めし、家族を失った悲しみを癒やすかのように、兄弟は互いに定年退職してから年2、3回会うようになった。京都市の伏見稲荷大社に参拝し、帰りには温泉旅館に泊まることもあった。朝の散歩が日課だった勇夫さんは、宿泊先ではいつも兄を散歩に誘い、「わしは1人暮らしで面倒見てくれる人もおらん。兄貴も体に気を付けな」と気遣った。

 そんな日々は突然、暗転した。勇夫さんは13年12月28日に向日市の自宅で倒れ、死亡した。翌日に警察から連絡を受けた時、勇夫さんが約2カ月前、結婚相談所を通じて千佐子被告と再婚していたことを初めて知った。

 葬儀の数日後、千佐子被告から「勇夫さんの貯金を引き出すから印鑑証明と戸籍謄本を兄妹分そろえて送って」と電話があった。何度断っても「送らないなら私がそっちの役場に取りに行く」と執着した。「金目当てか」と疑念が募った。翌年11月、千佐子被告はカプセル入りの青酸を勇夫さんに飲ませ、殺害した容疑で逮捕された。

 裁判で弁護側は無罪を主張する見通しだが、兄は「弟が自分で毒を飲むわけがない」と訴える。勇夫さんは繰り返し言っていた。「わしは百まで生きる。兄貴の体が悪くなったら、ちゃんと面倒見るさかいな」。勇夫さんの死後、自宅には兄が送った米でついた正月用の餅も残っていた。

 たった一人の弟の死を思うと胸が詰まる。「歯をくいしばって死んだんやと思う」。裁判で真実が明らかになることを願う。

まとめ

  • 京都府向日市の男性らに青酸化合物を服用させたなどとされる連続殺人事件で、殺人罪3件と強盗殺人未遂罪に問われた筧千佐子被告(70)の裁判員裁判が26日、京都地裁(中川綾子裁判長)で始まる
  • 弁護側は捜査段階での自白を覆して無罪を主張する一方、検察側は千佐子被告の周辺から検出された青酸化合物や各事件の類似点など状況証拠を積み重ねて立証する方針だ。
  • 「本当の言葉を」裁判を前に遺族願う
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です